Edgeは2001年から放送しているアート・ドキュメンタリー番組です。
私たちに踏みしめるべき大地はあるのだろうか。
その問いから、アート・ドキュメンタリー「Edge」がスタートしたのは、2001年のことだった。
そして、当時は、漠然とした不安でしかなかったものが、今や現実の危機として、私たちの日常になりつつある。
かつて、「書くとは野原を断崖のように歩くことだと思う」と語った作家がいた。
しかし、私たちは、野原を歩いているつもりでいるが、実は断崖を歩いているのではないか。
その断崖は、さまざまな形で、私たちの前にある。
そんな時代に、詩の言葉は、何を貫き、何を開示しようとしているのか。
日常を非日常として生き、言葉の断崖を歩み続けるアーティストたちの姿に並走してきたEdgeは、今やアーカイブとなりつつある。
しかし、死蔵されるためのアーカイブではない。
Edgeは、いまだに進行中であり、時代と向き合う創作者を求めている。
危機の時代を生き抜く方法を探り、生の秘跡と死の秘密を解き明かすために。
城戸朱理(Edge企画・監修者)
HISTORY
- 2024.05.04原成吉No.113 詩をよむ;鏡をみる
- 2024.02.17松尾真由美No.112 遠い記憶の海
- 2023.09.10和合大地No.111 Daichi Wago 目には見えないものが見えている
- 2023.06.03奥山ばらばNo.110 踊る阿呆 舞踏家・奥山ばらばの世界
- 2023.04.29堀田季何No.109 Haikuの未来 詩人 堀田季何
- 2022.12.11マーサ・ナカムラNo.108 詩人マーサ・ナカムラ 異界への旅
- 2022.05.21山田航No.107 無数の声に紛れよ 歌人・山田航
- 2022.01.29藤沢周No.106 小説家 藤沢周 言葉ならざる花を言葉で描く
- 2021.09.18生駒大祐No.105 俳句。生駒大祐の世界
- 2021.01.23文月悠光No.104 詩人 文月悠光 光をさがして
- 2020.11.21CORVUS (鯨井謙太郒+定方まこと)No.103 『喉』 CORVUS
- 2020.09.12朝吹亮二No.102 詩人・朝吹亮二の「密室」
- 2020.04.11佐藤文香No.101 海は来る
−俳句作家・佐藤文香の世界− - 2019.11.02澁澤龍彦No.100 澁澤さんの家の方へ
- 2019.09.21TOLTANo.99 詩を「私」から解放する試みとしてのTOLTA
- 2019.04.06岸田将幸No.98 ただ生きて在るために
〜詩人 岸田将幸の原風景への旅〜 - 2019.01.19蜂飼耳生と詩 いまにもうるおっていく
- 2018.08.11川口晴美魔女の森へ
- 2018.04.21三角みづ紀流れつく
- 2018.04.21岡本啓すべてのささいな出来事
- 2017.10.21広瀬大志浄夜
詩人・広瀬大志のアレゴリーとして(フルバージョン公開中) - 2017.04.08杉本真維子遡る 詩人 杉本真維子
- 2017.03.11カニエ・ナハ詩人 カニエ・ナハ
未だ見ぬ詩の世界へ - 2016.12.10暁方ミセイ詩人・暁方ミセイと三つの物語
- 2016.04.23吉増剛造怪物君
〜詩人・吉増剛造と震災〜 - 2016.02.13荻原魚雷寝てもさめても古本暮らし
- 2015.07.11笠井叡今晩は荒れ模様
笠井叡と女たちの“振り付け関係” - 2015.07.04三瀬夏之介北からのにほん 画家 三瀬夏之介
- 2015.05.15鯨井謙太郒鯨井謙太郒 毒と劔
- 2015.04.25榎本櫻湖詩人・榎本櫻湖の冬の旅
- 2015.03.07釜ヶ崎芸術大学釜ヶ崎・街の詩人たち
- 2014.05.03及川俊哉語りえぬ福島の声を届けるために
〜詩人・及川俊哉 現代祝詞を詠む〜 - 2014.03.01寺山修司寺山修司トリビュート
Poetry Night - 2013.09.21吉増剛造/笠井叡あの日。名づけ得ぬものに向かって
- 2013.04.20笠井叡/麿赤兒ハヤサスラヒメ
- 2013.03.23オールナイトポエトリーリーディング第二部 3.11後の言葉とは
- 2013.03.16オールナイトポエトリーリーディング第一部 詩人と震災
- 2013.03.09関悦史《現実界(レエル)》のほかに俳句なし
〜俳人・関悦史の世界〜 - 2012.05.19ゲイリー・スナイダー/
谷川俊太郎太平洋をつなぐ詩の夕べ - 2012.04.21谷川俊太郎Poet in Oblaat
詩人・谷川俊太郎の(いま) - 2011.05.07西脇順三郎詩人・西脇順三郎
四篇の”宝石” - 2011.05.21西脇順三郎詩人・西脇順三郎
新しき美を求めて - 2011.01.29高柳克弘ことごとく未踏なりけり
~俳人・高柳克弘の世界~ - 2010.08.07田原異境にて、桜を詠う
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- 2009.12.26これからの詩どうなる現代詩手帖創刊五〇年祭
- 2009.08.22藤富保男詩人・藤富保男に関する余計な考察
詩の姿・形・像 - 2009.05.23松浦寿輝詩人・松浦寿輝をめぐるかりそめの旅
- 2009.02.28ヤン・ローレンス世界を自分の場所とするために
- 2009.02.14黒沢美香もう私のやることをダンスと言わなくていい
- 2008.12.27林哲夫歸らざりし風景を索めて
~画家・林哲夫の古本小径~ - 2008.10.25高岡修死して また生きるということ
高岡修の詩闘 - 2008.09.06下出祐太郎往還の町 京都に生きる
~漆芸家・下出祐太郎 昇華する詩魂~ - 2008.06.14麿赤兒闇とむき合う
- 2007.12.22増山麗奈生命のおののき
今、地球の上で・・・ - 2007.09.29新國誠一コンクリート・ポエトリー
新國誠一の楽しみ方 - 2007.09.01武智由香西行マンダラ
- 2007.07.21黒田育世ペンダイトイヴ
- 2007.06.23武智由香時をつなぐ音の架け橋
~作曲家 武智由香 浄土の音楽を創る~ - 2007.05.26マイケル・パーマー目覚めのために
- 2007.05.19田中喜芳私の愛したシャーロック・ホームズ
シャーロッキアン田中喜芳氏の愉快な週末 - 2007.03.03ツルノリヒロ音の旅人 ツルノリヒロLIVE
- 2007.01.13藤富保男/高橋昭八郎/伊藤元之詩を演じる
パフォーマンス・ポエトリィ北上 - 2006.12.16ツルノリヒロ再び喝采の中へ
~ツルノリヒロとヴァイオリンが響きあうとき~ - 2006.11.11靉嘔/塩見允枝子福井フルクサス
- 2006.09.30穂村弘別世界への扉 ワンダー
- 2006.08.26三角みづ紀詩人・三角みづ紀の存在と不在
- 2006.06.24靉嘔前衛であることⅡ
~虹のアーティスト靉嘔とフルクサスの歩み~ - 2006.02.25野村眞里子東京に踊る
- 2006.01.21花実空想の世界へ旅に出よう
- 2006.01.14塩見允枝子フルクサスと塩見允枝子の今
~前衛であること~ - 2005.11.19花実魔法の音楽、音楽の魔法
- 2005.08.29藤田理麻The Wonder
~導かれ、放たれるとき~ - 2005.07.09天沢退二郎千葉 詩場 死場
天沢退二郎の過去と現在 - 2005.05.07東雄一朗東雄一朗とFlight Of Idea
トビカウ オモイ - 2005.01.22田村隆一死よ、おごる勿れ 田村隆一絶筆
- 2005.01.15國米隆弘詩人として、生きる。
- 2004.12.25高橋昭八郎高橋昭八郎展 翼ある詩
- 2004.11.27武智由香未だ来たらざる音に
- 2004.09.25前田英樹保田與重郎の見た日本
〜思想家・前田英樹の思索紀行〜 - 2004.07.24山本賢弥(無題)
- 2004.05.22水原紫苑桜化身 三大桜を詠む
- 2004.04.24高橋源一郎次の18年を生きるために
小説家は鎌倉に帰ってきた - 2004.01.24ナナオ・サカキ歌は歩いていく
- 2003.11.22高橋昭八郎言葉を超え、境界を超える詩
- 2003.09.27前田英樹宮本武蔵「五輪書」の哲学
〜思想家・前田英樹の思索紀行〜 - 2003.07.26東浩紀新しい言葉を探して
- 2003.06.14城戸朱理城戸朱理 その果てまでの航海録
(オデュッセイア) - 2003.06.07ゲイリー・スナイダー終わりなき山河
Mountains and Rivers Without End - 2003.05.24水原紫苑北の桜 KITA NO SAKURA
- 2003.03.22魚柄仁之助これでイイのだ!!
魚柄流人生経営論 - 2003.02.08石田瑞穂手の先にあるもののために
- 2003.01.25藤井郷子春よこい、早くこい
藤井郷子の即興的音楽論 - 2003.01.11白石かずこユリシーズの運命、詩の行方
- 2002.11.09高貝弘也古層の彼方へ
- 2002.09.14稲川方人人はただゆっくりと移動するだけだ…
稲川方人のいる場所 - 2002.08.24笠井端丈ワタシを踊る
- 2002.07.27前田英樹よりよく生きるということ
- 2002.06.22前田英樹生きるための「問い」と「答え」
- 2002.05.25水原紫苑サクラ☆ピアニッシモ
- 2002.04.27藤沢周「海」がただ「海」であること。
小説家 藤沢周の原風景 - 2002.04.13藤井貞和ことばに杖をさして
- 2002.03.23権代敦彦音楽 いまここに在るということ
- 2002.02.23岡崎武志古本で、ひとは作られる
- 2002.02.09平田俊子詩人は、死人?
〜平田俊子の世界〜 - 2002.01.23今井幹雄小さな煉瓦のビルの窓から
- 2001.12.08吉増剛造心に刺青をするように
- 2001.12.29吉増剛造浦島太郎の目
- 2001.10.13守中高明声たち、ざわめく灰の記憶
〜境界線の言葉〜 - 2001.08.11高橋睦郎「シンゴー町」へ「シンゴー町」から
- 2001.06.09和合亮一未だ来らざるもの
- 2001.05.12野村喜和夫その、無限にそこ