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詩人

マイケル・パーマー

目覚めのために

Michael Palmer

アメリカを代表する詩人、マイケル・パーマー。「現代詩フェスティバル2007」出演のため来日を果たした詩人を、静岡大学准教授(当時)にしてマイケル・パーマー研究の第一人者・山内功一郎氏とともに、キャメラは京都でとらえる。

目覚めのために

詩人の出発点は、ベトナム戦争下のアメリカにある。米国は「自由」と「民主主義」の名のもとに、大量虐殺を正当化し、ミサイルを「平和の守り手」とよんだと、詩人は語る。「希望」や「未来」といった「言葉」を信じて、人間は殺しあう。若き日のパーマーは、一強的な巨大権力を背景に、社会全体が都合よく言葉を利用する姿を目のあたりにした。イラク戦争でも変わらずに。他者の生命を犠牲にしてなりたつ「平和」、商品と消費の洪水におぼれた「繁栄」。詩人は、一方的なメッセージで人間を囲繞し、たったひとつの解釈しか許さない社会の言語・文化活動から目覚めるための、選択と多様性を、詩の言葉とヴィジョンによって手繰りよせる。
消費文化と伝統文化が隣接し、せめぎあう、京都という街。智積院や龍安寺をおとずれたパーマーと山内氏は、どんな言葉を発し、新たな選択をもとめて、歩いたのか。

目覚めのために
(text 石田瑞穂)
マイケル・パーマー

マイケル・パーマー (詩人)
1943年アメリカ・ニューヨーク生まれ
サンフランシスコ在住の詩人で、スペイン語、フランス語、ロシア語など海外の詩の翻訳も行う。日本では訳詩集『粒子の薔薇―マイケル・パーマー詩集』が出版されている。

PLANNER/SUPERVISOR
城戸朱理
NARRATOR
李鐘浩
CAMERA
水野宏重
VIDEO ENGINEER
藤村宗信
CA
井之上大輔
EDITOR
池田聡
AUDIO MIXER
荒川しのぶ/富野舞
SOUND EFFECT
玉井実
AD
坂本昌子
PRODUCER
寺島髙幸/清田素嗣・設楽実
DIRECTOR
伊藤憲
TEXT TRANSLATED BY
山内功一郎

EDGE SP #4 / 2007.05.26

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