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詩人

城戸朱理

城戸朱理 その果てまでの航海録
(オデュッセイア)

Shuri Kido

荒ぶる海をわたり、活火山のある神津島へ。世界の果てのような海辺に、詩人・城戸朱理と野村喜和夫は降りたつ。人間のみならず生物全般を拒絶する地球の運動、ある「未知」と出逢うために。
すべてを既知と消費のシステム下におく、日本社会。全存在に名前をあたえ、人間の支配下におくことができると錯覚する、世界。詩人は「未だ名づけえないもの」、つまり未知を奪還しようとする。それは、詩によって「新しい世界を言葉のなかにつくりだす」(城戸)想像力であると同時に、「言葉そのものを名づけなおす」(野村)理知でもある。火山が文明も自然も灰燼に帰すことで、世界を新たに創造するように。圧倒的な未知の力で。

城戸朱理 その果てまでの航海録 (オデュッセイア)

90年代前半に詩論「戦後詩を滅ぼすために」を書いた、城戸朱理。詩集『千の名前』は、アメリカ同時多発テロから東日本大震災へといたる未知をも予見する言葉だった。詩篇「災いの名」は、今日も語る。「災いに千の名があり、/名づけるたびにそれは発現する」と。

城戸朱理 その果てまでの航海録 (オデュッセイア)
(text 石田瑞穂)
城戸朱理

城戸朱理 (詩人)
1959年 岩手県生まれ
20歳で「ユリイカ」新鋭詩人に選ばれる。代表作に『不来方抄』、『幻の母』(芸術選奨新人賞)、『漂流物』(現代詩花椿賞)など。エズラ・パウンドの翻訳も行っている。
(アートドキュメンタリー「Edge」の企画監修も務める)

PLANNER/SUPERVISOR
城戸朱理
城戸朱理/野村喜和夫
CAMERA
那倉幸一
AUDIO
清水克彦
EDITOR
池田聡
AUDIO MIXER
富永憲一
SOUND EFFECTS
玉井実
AD
大黒幹夫
PRODUCER
寺島髙幸/大伴直子・設楽実
PRODUCTION MANAGER
清田素嗣
PRODUCTION ASSISTANT
平田潤子
DIRECTOR
中村健

EDGE 1 #13 / 2003.06.14

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